最近見た映画２

最近見たDVD。

・ガンジー
・グリーンマイル
・マルタのやさしい刺繍
・シザーハンズ

この中で一番良かったのは，
「グリーンマイル」でした。

グリーンマイル [DVD]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• メディア: DVD

＜内容＞
大恐慌の35年。ジョージア州の刑務所で看守を務めていたポール・エッジコムは、大男ながら暗がりを怖がる黒人死刑囚のコフィーに興味をもつ。あるときコフィーがポールに触れただけで、重度の尿路感染症を治してしまったからだ。コフィーの不思議な力に触れた看守たちは、なんとかコフィーを死刑から救おうとする。

＜感想＞
衝撃的で目が離せない映画でした。
電気椅子による死刑執行（公開処刑！）、死刑囚舎房の看守パーシーの残虐さ、これが強烈でした。
あまり感動はありませんでした。
処刑を実行しなけらばならない看守たちの苦しみや悲しさが今ひとつわからなかった。
神を神と知って殺さなければならなかった者の悲しさは伝わって来たけど、
以前にはもっとたくさんの人間の処刑を実行してきたわけで、その蓄積されてきただろう、絶望の思いが人間に表現されたところの重みが看守たちにみられない・・・のが不満。

それと、コフィーが2人の人間に“制裁を加える”所業も嫌だと思った。
なんというか、がっかりした。キリストが神ではなく神の子であったように、
コフィーにも人間であってほしかったから。

しかし、やはり見せ方がうまい。さすがはハリウッドと思わせる。
ミスター・ジングルズの使い方とか、やっぱりすごい。


「ガンジー」は娯楽映画ではありません。好きとか嫌いとかいう代物でもない。ただ、ガンジーのしてきたことは人間として知っておくべき、と思うので、一度見ておくことをお勧めします。
　　　

ガンジー　コレクターズ・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• メディア: DVD

ガンジーを取り巻く歴史の流れを淡々と説明するような映画。
歴史的事実を客観的に映し出す。映画の冒頭に、「記録に忠実に描き，その人の心をうかがい知るのみである」とあって、その姿勢が貫かれている。
だから、ガンジーの内面を伺い知ることは難しく、映画を見ていてもガンジーはどこか遠い。

インドの独立を成し遂げる前は、宗教間に共通の目的（英国の支配からインドを独立させる）があり、連帯感が生まれていたが、独立が成し遂げられるやいなや、インドを支配するのは自分の宗教だと主張しせめぎ合う。残酷な内戦が始まる。人間は何か問題を持っていなければ生きていけないのだろうか。ガンジーは絶望しただろうな・・・。

ガンジーは、狂信的なヒンズー教徒に命を奪われたときに、額に手をあてる動作（あなたを許すという意）をしたとされている。

人間は悲しい悲しい。宗教の問題で人間が殺し合うことの無意味さに、人間はいつまでも気づけない。



「マルタのやさしい刺繍」はまあまあよかった。
　　　

マルタのやさしい刺繍 [DVD]

• 出版社/メーカー: CCRE
• メディア: DVD

まず、村のあまりの閉鎖性に驚く。人間の意識の未開さに驚く。
これはいつの時代の話なのか。スイスの田舎の現実ではないよね？
なんか、村のリーダーの虚栄的な態度とか、村全体を覆う閉鎖性とか、お年寄りへの非情な扱いとか、男尊女卑とか、あまりに露骨でむかむかする。

しかし、おばあちゃんたちはなんともタフ。それがけなげで泣ける。
おばあちゃんたちの演技と、マルタのスピーチはよかったな。
見終わって、負けずに強く生きなきゃな、と思う。


今回の一番？？だったのが「シザーハンズ」。
　　　

シザーハンズ (特別編) [DVD]

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD

おとぎ話として面白いです。
ジョニーデップのキャラも良いです。
手がはさみであるがゆえの不自由さ、悲しさをうまく表現していました。

氷の彫像を作るシーンで、削られた氷の細かい破片が空気中に舞う中で、
ウィノダ・ライナー演じるキムが踊る場面は美しかった。　
ジョニー・デップ演じるエドワードがキムを好きと思う気持ちも純粋でいいな。

しかし心に残るかと言われれば、？？。いや、面白いんですけどね。


≪借りててまだ見てないもの≫
・スタンドバイミー
・奇跡のシンフォニー
・アニー
・私の中のあなた
・17歳のカルテ